卷
発音を聞く
書き方
💡 「巻く」=手で紙や布をくるくると丸めるイメージ。「巻」の旧字体「卷」は、まるで蛇(巳)が頭(㔾)を下げて身体を巻いている様子。日本語の「巻」の音読み「けん」も、juànと響きが似ているので連想すると覚えやすい。
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文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)では、「卷、厀曲也」とあり、本来は「膝を曲げる」動作を表していたが、後に「巻く」の意味が主流となった。現代中国語では、新聞を巻く、風が塵を巻き上げる、試験の答案を巻く(=提出する)など多様な文脈で使用される。
字形は、上部の「㔾」+下部の「巳」で構成され、象形的要素は薄いが、「巳」は蛇を象っており、蛇のうねる動きと「巻く」動作との連想が古来より指摘されている。
「卷」は、主に「巻く・巻き上げる」という動作を表す動詞で、juǎn(第三声)と読みます。紙や布などの柔らかいものを手で丸める行為や、自然現象(風が砂を巻き上げるなど)にも使われます。
もう一つの読み方juàn(第四声)は、名詞として「巻・冊子・文書」を意味し、古典文献や試験問題の単位(例:第一巻)で頻出します。HSK5級で登場するため、中上級学習者が文脈による読み分けを習得する重要漢字です。
部首の「㔾(かんむり)」は、元来「曲がったもの・折れ曲がる様子」を示す部首で、この漢字の「巻く」という意味と関連しています。8画で、筆順は右上から左下へと流れるように書くのが特徴です。
例文
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