犹
発音を聞く
書き方
💡 『犹』=『犬(犭)+尤(特に)』→「犬が特に用心深い様子=まるで何かがあるかのように」。日本語の「猶予(ゆうよ)」と音が似ていて、『猶予がある=まだ時間があるかのようだ』と連想すると覚えやすい。
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文字の解説
『犹』は『猶』の簡体字で、1956年の『漢字簡化方案』で制定された。古典文献(『論語』『孟子』など)ではすでに『猶如』『猶豫』などの形で用いられ、比喩・比較の助詞として定着していた。
字形は『犭+尤』で、『尤』は『特に突出した様子』を表す声符兼意味符。『犭』は元来『犬』を象るが、ここでは単なる形声字の左偏で、意味的関与はほとんどない。
「犹」はHSK5級の漢字で、主に文語的・比喩的な表現で『あたかも~かのようだ』『まるで~のようだ』という意味で使われます。口語ではやや硬めのニュアンスを持ち、文学や新聞、論説文などで頻出します。
この漢字は単独で副詞的に使うことは少なく、多くは『犹+動詞/形容詞』(例:犹存、犹在)や『犹+比喩表現』の形で登場します。古くから『比較・類推』を表す文法的機能を持ち、現代中国語でもその構文的役割はほぼ継承されています。
部首の『犭(けんつるぎ)』は動物を示すが、『犹』の意味とは直接関係なく、字形の一部として残ったものです。本来の字源は『猶』(簡体字で『犹』)で、『犬が警戒して立ち止まる様子』から『ためらう・まだ残っている』→『あたかも~のようだ』という比喩的拡張が起こりました。
例文
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