趁
発音を聞く
書き方
💡 『走(はしる)』部があるから「動きながらチャンスを捕まえる」→「走って追いかける」ではなく「タイミングを走って掴む!」と連想。日本語の「付け入る」や「つけ込む」より前向きなニュアンス。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)には『趂(趁の異体):利也』とあり、『利益を得る』という意味で用いられた記録が残っています。唐代以降、『機会を利用する』用法が主流となり、現代中国語でもその使い方が継承されています。
字形は『走』(はしる)+『朕』(しるし・兆し)で、『動きながら吉兆をつかむ』という意味的組み合わせ。象形ではなく、会意文字であり、『機を逃さず進む』という概念を視覚化しています。
「趁」は、チャンスや状況を巧みに利用するという能動的・戦略的な意味を含む動詞です。単なる「~の間に」という時間的意味を超えて、「有利な条件を積極的に活かす」ニュアンスが核になります。
この漢字は、HSK5レベルで登場し、日常会話よりややフォーマルな文脈や書き言葉でよく使われます。特に「趁…時(~のときに)」「趁…機會(~の機会に)」といった構文で、意図的な行動を強調します。
語源的には「走(はしる)」部と「朕(ちん、元来は『しるし』を意味する)」から成り、『動きながら機を捉える』というイメージが古くからあり、現代でもその「タイミングを逃さず行動する」感覚が生きています。
例文
関連語
混同しやすい文字
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