乳
発音を聞く
書き方
💡 「乳」の上部『孚』は『ふ(信頼)』+『子』で、「子を信頼して育てる=母乳で養う」と連想。下部の『乚』は「丸い乳房の輪郭」を簡略化した形と覚えましょう。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎、2世紀)では『乳、人及鳥獸胎生者之乳房也』と定義され、哺乳類の授乳機能を明確に記述しています。唐代以降、医書や本草典籍でも「乳汁」「乳癰(乳腺炎)」などの専門用語として定着しました。
甲骨文・金文には独立した「乳」字は確認されておらず、篆書以降に整備された形。上部の「孚」は「卵を抱く=保護・養育」の意を含むが、現代字形では単なる声符的要素と見なされる。
「乳」は、人や動物の乳房を指す基本的な漢字で、生物学的・医学的にも重要な概念を表します。HSK6級に位置付けられ、学術的・公的文書での使用頻度が高いです。
この字は「breast」だけでなく、母乳・乳製品・乳色など、『分泌・栄養・育成』を連想させる派生的意味も持っています。語義が身体部位から抽象的概念へと広がる典型的な例です。
部首の「乚(つちへん)」は、古くは「曲がったもの」を象徴し、乳房の丸みや乳腺の屈曲構造と関連づけられる場合もありますが、現代では主に分類上の役割です。
例文
関連語
混同しやすい文字
0