垂
発音を聞く
書き方
💡 『垂』は『土』の上に『千』(千=細長いもの)が乗っているイメージ。「土へと千本の糸が垂れる」=「ぶら下がる」。日本語の「たれる」「垂れる」と音・意味とも連想しやすい。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎、2世紀)には『垂、禾苗の穂が重みで下を向く様子』とあり、本来は稲の穂が垂れ下がる様子を象った文字とされる。実際、甲骨文・金文中では植物の枝葉が下垂する形が確認できる。
字形は上部の『丿一』+下部の『土』で構成され、上から下へと伸びる筆勢が「垂れ下がる」動きを視覚的に再現している。これは明確な象形的由来であり、現代でも筆順(点→横→縦→点→横→豎→横→横)がこの流れを反映しています。
「垂」は、物が重力に従って下に向かってぶら下がる様子を表す漢字で、基本意味は「ぶら下がる・垂れる」です。古くから物理的な姿勢だけでなく、抽象的な「及ぼす・及ぶ」(例:垂訓)や「注ぐ・流れる」(例:垂泪)といった派生的用法も持っています。
この漢字は、動詞としての使用が主流ですが、名詞・形容詞的用法(例:垂饰/垂帘)もあり、文脈によって品詞が柔軟に変化します。HSK6レベルとされるのは、その多義性と文語的・文学的表現における頻出度によるものです。
部首が「土」である点は、古代中国で「垂」が地面(土)へと向かう動きを強調する象形的発想から来ていると考えられます。ただし、現代では部首の意味と直接の関連は薄く、単なる分類記号として機能しています。
例文
関連語
混同しやすい文字
0