沫
発音を聞く
書き方
💡 『氵(さんずい)』+『末(まつ/すえ)』=「水の末(先端)=泡」。『末』は「一番小さな先」をイメージ。日本語の「泡(あわ)」と音も似ていて、『モ』の発音で覚えやすい!
関連単語
文字の解説
『沫』は『説文解字』(東漢・許慎、2世紀)に『水之沫也』とあり、文字通り『水の泡』と定義されています。古典文献では『荘子』『楚辞』などに登場し、自然描写や人生の無常を喩える語として使われました。
字形は『氵』(水)+『末』(枝の先端=細かいもの)の会意文字で、『水の最も細かい先端=泡』という理屈で成立しています。象形ではなく、明確な概念的合成です。
『沫』は「水」を意味する部首『氵』と『末』から成る左右構造の漢字で、本来は水面に立つ小さな泡を表します。古くは自然現象としての泡だけでなく、比喩的に一時的・儚いものを指すこともありました。
HSK6レベルに位置づけられるこの字は、日常会話よりは文学的・書面語的な文脈でよく使われます。口語では『泡沫(pàomò)』などの複合語が主流で、単独使用はやや古風または詩的です。
『沫』は『唾(つば)』や『汗』など体液の微細な飛沫をも連想させ、身体性・瞬間性を含む抽象的なニュアンスを持ちます。そのため、中国語の詩や散文では感情の揺らぎや時間の流れを表現する際に巧みに用いられます。
例文
関連語
混同しやすい文字
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