陵
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💡 『陵』は『阜(土の盛り上がり)+夌(のぼる)』=「登るように盛り上がった土」。日本語の「陵」は天皇陵(例:武蔵陵墓地)で馴染みがあるため、「天皇家の大きなお墓=盛り土」で連想すると覚えやすい。
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文字の解説
『陵』は殷・周時代の甲骨文・金文中には見られず、戦国期以降の篆書で『阜(阝)+夌』の形で定着。『史記』など漢代文献では既に『秦始皇陵』のように帝王墓を指す用法が確立していた。
字形は『阜(阝)』=土の盛り上がり(左耳旁)+『夌』=登る・高まるの意を含む声符。象形ではなく、形声文字であり、『土の上に登るように盛り上がった地形』という概念を組み合わせて造られた。
『陵』は、もともと「自然にできた小高い丘」を意味し、地形の隆起や盛り上がりを表す漢字です。古代中国では、山地や台地の緩やかな斜面を指すことが多く、地理的表現として広く使われました。
後に「皇帝や高貴な人の墓」(陵墓)という特別な意味が加わり、尊厳・永続性を象徴する語となりました。これは、墓が人工的に築かれた盛り土(mound)であることに由来します。
現代中国語では、主に歴史・地理・建築の文脈で使われ、日常会話よりは文章語や専門的表現に多い漢字です。HSK6レベルという難易度は、抽象的・文化的な用法の多さと、類義語との使い分けの精緻さを反映しています。
例文
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