匮
発音を聞く
書き方
💡 『匚(箱)』+『貴(たっといもの)』→「箱の中から大切なものが消えて、空っぽ=不足」。日本語の「きゅう(欠)」と音が似ているので、「欠ける→匮(くい)」と連想すると覚えやすい。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)では「匱、匣也」とあり、もとは『箱・入れ物』の意味でしたが、後に『中身が空になる=欠ける』という意味が派生し、現在の『不足』の義が主流になりました。『左伝』『孟子』など古典文献にすでに抽象的な欠乏義で使用例があります。
字形は「匚(開口した箱)+貴(音符)」の形声文字。象形性は薄く、音と意味の組み合わせによる構成です。現代では、経済・教育・医療などの分野で『資源の不足』を厳粛に述べる際に使われます。
匮(kuì)は、物や資源が不足・欠乏している状態を表す動詞で、主に書面語やや硬い表現に使われます。日常会話では「缺(quē)」の方がよく用いられますが、公的文書や新聞、学術的文章では「匮」が重みのある欠如を強調する際に選ばれます。
この漢字は「匚(ほうへん)」を部首とし、右側の「貴(guì)」が音を担う形声文字です。古くは『礼記』などにも登場し、道徳的・社会的資源の枯渇を比喩的に指す用法がありました。
現代中国語では、単独ではほとんど使わず、複合語(例:匮乏、匱乏)として出現します。HSKでは正式に収録されていませんが、HSK6級相当の高水準読解力を持つ学習者が出会う重要な語彙です。
例文
関連語
混同しやすい文字
0