噬
発音を聞く
書き方
💡 『口』+『筮』=「口が筮(し)のようにカチカチと噛み砕く」→「噛んで飲み込む」。日本語の「シ」の音と「噬」の読みshìを連想すると覚えやすい。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)では『噬,嚙也』と定義され、単に『かむ』という動作から発展して、『完全に飲み込む・消滅させる』という抽象的意味へと拡張されました。現代中国語でもニュースや文学で『危機が経済を噬う』といった比喩的用法が定着しています。
字形は「口」(くち)+「筮」(し/占いの竹簡を数える様子)で、音は「筮」が担当。象形的由来はなく、形声文字として成立したものです。
「噬」は「口」部に「筮」を組み合わせた会意兼形声文字で、口が物を噛み砕き飲み込む様子を表します。古くから強い破壊・摂取のニュアンスを持ち、文学的・比喩的な表現に多く使われます。
この漢字は日常会話より、文章語や新聞・評論・小説など比較的洗練された文脈で登場します。「食べる」の直訳ではなく、「貪る」「食い尽くす」「呑み込む」のような力強いイメージを含みます。
HSKでは未収録ですが、中上級学習者が読解力を伸ばす上で重要な漢字です。特に「吞噬」「噬咬」などの複合語を通じて、自然現象や社会的危機の比喩的描写に頻出します。
例文
関連語
混同しやすい文字
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