济
発音を聞く
書き方
💡 『氵(さんずい)+斉(斉しい)』→『水を斉しく渡る=川を安全に渡る』。読み分け注意:『济』はjì(助ける/渡る)とjǐ(地名・済南)の2音。地名は「済南(じなん)」と日本語読みで覚えよう。
関連単語
文字の解説
『说文解字』(東漢・許慎、2世紀)には『济,渡也』とあり、『水を渡る』が原義と明記されています。戦国時代の竹簡文書にも『济河』(黄河を渡る)という用例が確認されています。
字形は左に『氵』(水部)、右に『齐』(斉)から成り、『水を整えて渡る』=『安全に川を横断する』という会意構造です。『斉』は音符としても機能し、古音で*tsəjと発音されたことが推定されます。
「济」は、もともと『川を渡る』という具体的な動作を表す漢字で、水(氵)と『斉』(整う・そろうの意味)が組み合わさった会意文字です。古代中国では、河川の渡し場や橋の建設など、交通の要所に関わる概念と深く結びついていました。
現代中国語では、『渡る』という基本義に加え、『助ける・救う・支援する』といった抽象的な意味でも広く使われます。これは、『川を越える=困難を乗り越える』という比喩的拡張によるものです。
HSK4級で登場するこの字は、単独ではあまり使われず、主に複合語(例:救济、经济)や成語(例:同舟共济)の中で機能します。文脈によって意味が大きく変化するため、語彙単位での学習が重要です。
例文
関連語
混同しやすい文字
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