象
発音を聞く
書き方
💡 『象』は「鼻が長い動物=ゾウ」。下の『豕(いのしし)』は動物の印。日本語の「象」(ぞう)と同じ読み・意味なので、漢字を見たら「ぞう!」と声に出して覚えよう。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎、2世紀)には『象、長鼻牙之獸也』とあり、明確に「鼻が長く牙のある獣」と定義されている。甲骨文・金文中では象の輪郭を忠実に写した象形が確認される。
字形は上部の「丿一冂」が頭・耳を、中部の「口」が顔面を、下部の「豕」が体幹と四肢を象った古代象形文字の遺構である。現代でも「象」単独で「象の絵・図像」を指す用法がある。
「象」はもともと「象(ぞう)」という動物を表す象形文字で、古文字では長い鼻や大きな耳、太い足がはっきりと描かれていました。現代の楷書では簡略化されていますが、部首「豕(いのしし)」が下部に残り、動物を示す語義的ヒントになっています。
この漢字は「実際の動物」だけでなく、「イメージ」「象徴」「現象」など抽象的な意味にも広がっており、中国語の語彙構造において非常に多義性を持つ代表的な漢字です。HSK4級で登場する理由も、こうした多様な用法にあるといえます。
「象」は単独で名詞として使われることもあれば、他の漢字と組み合わさって複合語を形成し、自然科学から哲学・文学まで幅広い分野で活躍します。日本語の「象」(ぞう)とは音・訓・意味の三つが一致する、中日共通語の好例です。
例文
関連語
混同しやすい文字
0