憾
発音を聞く
書き方
💡 『憾』=『心(忄)+感』。『感』を「感じたけど叶わなかった」=「心に残る残念」。日本語の「憾(うらみ)」という古語と音読み「カン」で連想すると覚えやすい。
関連単語
文字の解説
『憾』は『説文解字』(東漢・許慎)にも収録され、「恨む・残念に思う」と定義されています。現代中国語では、公式声明(例:『深表遺憾』=「深く遺憾の意を表します」)や新聞記事で、他者への非難を控えつつ不満を伝える婉曲表現として広く用いられています。
字形は明確な象形ではなく、形声文字。「忄(心)」で感情を、「感(gǎn)」で音と一部の意味(感覚・反応)を担います。『感』自体が『咸+心』の会意形声ですが、『憾』はその派生で、感情の未充足・不完全さを強調しています。
『憾』は、主に「後悔」「残念に思うこと」を意味する漢字で、感情を表す『応』(忄)が左に、音を示す『感』(gǎn)が右に配された形声文字です。文語的・やや硬い表現で使われ、日常会話より書き言葉や文学・ニュースなどで目立ちます。
この漢字は、単独ではほぼ使われず、必ず複合語(例:遺憾、憾事)として登場します。HSK5レベルとされるのは、抽象的で情緒的なニュアンスを正確に理解・使用する難しさによるものです。
『憾』には強い自己責任感や道義的重みがにじんでおり、「ただ失敗した」というより、「すべきだったのにできなかった」という内省的な悔恨の色が濃いのが特徴です。中国語母語話者にとっても、感情の深さと丁寧さを要求される語です。
例文
関連語
混同しやすい文字
0