猾
発音を聞く
書き方
💡 「犭(犬)+骨(こつ)=犬が骨を隠すように、裏で策を巡らす」→「ずる賢い」。日本語の「滑(すべ)る」(油断させる)と音が似ていて、記憶の手がかりに。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)では「猾、懼也」とあり、本来は「恐れる」「警戒する」の意味だったが、後に「人の心を読み、裏をかく」→「ずるい」という意味へと語義が転じた。唐代以降、主に「狡猾」で用いられるようになった。
字形は左の「犭」が犬科動物(特にキツネ)を象徴し、右部は音符「骨(gǔ)」の変形で、本義とは無関係。象形的由来はないが、「犭」部の漢字は知性・機敏さ・不誠実さを含意する傾向がある。
「猾」は、知能が高く、表面的には素直に見えて実は策略をめぐらす様子を表す漢字で、主に人や行動の狡さ・ずる賢さを指します。中立からやや否定的なニュアンスを持ちます。
この字は「犭(けんつるぎ)」と「骨(gǔ)」の組み合わせですが、実際には「骨」ではなく「骨」に似た古字形「」が変化した右部で、音符として機能しています。意味は部首「犭」が示す動物性(特にキツネなどの知的・機敏な獣)と深く関係します。
HSK5レベルの語彙であり、日常会話よりは文章・新聞・文学表現で多く登場します。「狡猾」という複合語で使われることが最も一般的です。口語では「滑頭(huá tóu)」など別の表現が好まれることもあります。
例文
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