矩
発音を聞く
書き方
💡 「矢(し)+巨(おおきい)=大きな矢印で直角を示す道具」。日本語の「曲尺(かねじゃく)」を連想し、「矩=直角の基準」と覚えよう。
関連単語
文字の解説
『荀子』や『墨子』などの先秦文献に「矩」が登場し、木工用具としての実用性とともに、道徳的規範の比喩としても用いられた。漢代以降、『規矩』は社会秩序の基礎概念となった。
甲骨文・金文には明確な象形形跡は残らず、篆書以降の字形は「矢+巨」の会意構造で、『正確な基準を示す道具』という意味を文字構成で表している。
「矩」はもともと大工が直角を測るための「曲尺(かねじゃく)」を表す漢字で、古代中国では建築や測量に不可欠な道具でした。
この字は「規(き)」と対をなして使われることが多く、「規矩(きく)」という熟語で「ルール・常識・法度」の意味になります。抽象的な規範の象徴として発展しました。
部首の「矢(し)」は一見不自然に思えますが、古文字では「矢」が「直線・正確さ」を示す記号的要素として機能していたと考えられています。
例文
関連語
混同しやすい文字
0