述
発音を聞く
書き方
💡 「辶(しんにょう)」=「歩く・進む」+「朮(じゅつ)」=「術(技術)」→「言葉という技術で、前へと進めて伝える」。日本語の「述懐(じゅっかい)」「陳述(ちんじゅつ)」の「述」は同じ漢字。
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文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎、2世紀)には「述,循也。从辵朮聲」とあり、元来は『道をたどって述べる』という意味で、継承・再現を含む叙述行為を示した。古典文献では『論語』「述而不作」(ただ伝えるのみで自ら創らない)という著名な用例がある。
字形は「辶(しんにょう)+朮(じゅつ)」の会意兼形声。『朮』は声符であり、かつ古代に薬草を象った文字だが、ここでは音だけを借りており、字義とは直接関係しない。
「述」は、自分の考えや事実を言葉で明確に伝える行為を表す動詞で、主に書く・話すという媒介を通じた「再現的表現」を意味します。単なる情報の提示ではなく、整理・構成された叙述を含意します。
この漢字は学術的・公的な文脈で頻出します。「述」という語は、客観性と構造性を重んじる中国語の叙述文化を反映しており、感情的表現より論理的展開を重視する傾向があります。
HSK5レベルである理由として、日常会話では「说(shuō)」が使われることが多く、「述」はやや文語的・フォーマルな場面(報告、論文、解説など)に限定されるため、語用論的制約の理解が求められます。
例文
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