倾
発音を聞く
書き方
💡 『亻(人)+顷(頭をかしげる様子)』=人が頭を傾ける→「傾ける/傾倒する」。日本語の「傾聴(けいちょう)」と音・意味が一致し、連想しやすい!
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)では『倾、仄也』とあり、「仄(そく)」=傾斜・不安定な状態を意味し、『物が一方にかたむく』ことを本義としています。古典文献では『史記』にも『傾耳而聽』(耳を傾けて聞く)という表現があります。
字形は「亻+顷」の形声文字で、右部「顷」は古くは「頁(頭)」を含む象形的要素があり、『頭を傾ける』動作と結びついて意味を強化しています。
「倾」は左右構造の漢字で、左側の「亻(にんべん)」は人を表し、右側の「顷」は音を示す声符です。もともとは『物を傾ける』という物理的な動作から派生し、抽象的な意味(関心・感情の偏り)へと拡張されました。
この漢字は動詞として『~を傾ける/傾倒する/崩れる』など、多義的に使われます。HSK6級レベルの語彙であり、文学的・比喩的な文脈(例:倾心=心を奪われる)でも頻出します。
「倾」は単独ではあまり使わず、主に複合語や成語(例:倾斜、倾诉、倾国倾城)で登場します。語感がやや文語的・詩的であるため、日常会話より新聞・論説・小説での使用が多いのが特徴です。
例文
関連語
混同しやすい文字
0