吝
発音を聞く
書き方
💡 「口(くち)+文(ぶん)=口で文句は言うが、実際には出し渋る」→「ケチ」。日本語の「吝」は「りん」と読み、HSK6級の抽象的語彙。似た音の「隣(りん)」と混同しないよう注意。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)では、「吝」を『恨也』(恨み・不満)と解釈し、後に『惜しむ』『出し渋る』という意味が主流になった。『論語』『孟子』など古典文献に散見され、道徳的批評の語として用いられた。
字形は「口」+「文」で構成される会意文字。「口」は言動を、「文」は飾り気・形式を示唆し、『表面的には礼儀正しく見せながら、実際には心を開かない・分け与えない』という態度を象徴するという説が有力です。
「吝」は、物や感情を惜しんで分け与えようとしない様子を表す形容詞で、主に否定的な文脈で使われます。現代中国語では「ケチ」「吝嗇」といった形で、道徳的・社会的評価を含むニュアンスがあります。
この字は単独で使うことはほとんどなく、複合語や成語(例:吝嗇、吝惜)の一部として登場します。HSK6級に位置づけられるのは、抽象的かつやや文語的な用法が多いためです。
「口」部が示すように、言葉や表現に関連する意味合いも持つ場合があります。たとえば「吝言(言葉を惜しむ)」は、無駄な一言も発さない慎重さを意味し、必ずしもネガティブではない文脈でも使われます。
例文
関連語
混同しやすい文字
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