慨
発音を聞く
書き方
💡 「忄(心)+既(すでに)=心がすでに揺さぶられた状態」→「正義感や不満で胸がざわつく」イメージで覚えよう。日本語の「概」(おおむね)と混同しないよう、「忄」があるか確認!
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)には「慨、歎也」とあり、もともと『ため息をつく』という感情表現の本義を持ち、後世に「正義感に基づく憤り」へと意味が拡張されました。現代中国語では主に書面語で用いられます。
字形は左に「忄(心)」、右に「既」の左右構造で、「既」は本来『食事を終えた様子』を表す象形でしたが、ここでは純粋に音を表す声符です。字源上の象形的要素は「忄」にのみ残り、感情の内面性を示唆します。
「慨」は、不満や正義感から湧き上がる強い感情を表す漢字で、主に「慨嘆」「感慨」などとして使われます。HSK6級の難解な語彙であり、日常会話より文語的・文学的な文脈で見られます。
この字は「心(忄)」を部首とし、感情に関係する語であることを示しています。「既」が声符として機能し、発音kǎiを支えています。意味は単なる「怒り」ではなく、道義的違和感や時代への憂いを含む精妙なニュアンスです。
日本語の「慨」(ふとん)とは異なり、中国語では独立した語として使われず、必ず複合語(例:感慨、慷慨)で登場します。語感はやや古風で、新聞・演説・評論などで、社会的・倫理的課題に対する深い反応を伝えるのに適しています。
例文
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