御
発音を聞く
書き方
💡 『彳(さんづくり)』=「歩く」+『卸』=「荷を下ろす・支配する」→「天子が歩みながら国を統御する」。日本語の「御(おん)」と同じく、尊称・格式語として使うと覚えましょう。
関連単語
文字の解説
『御』は殷・周時代の金文にすでに見られ、『車に乗る』という動作を表す会意文字として成立。『彳』(歩く)+『卸』(荷を下ろす・制御する)の組み合わせで、「権力をもって統御する」意味が生まれた。『説文解字』にも『御,使馬也』とあり、元来は馬車を操縦することを指した。
字形は『彳』(歩く)と『卸』(げし、荷を下ろす・制御)の合成で、『君主が自ら統御する』という概念を視覚化。象形性は薄く、会意文字としての構成が明確。
『御』はもともと「皇帝が乗る車」を表す象形的要素を含む漢字で、後に「天子にかかわるもの」を意味する尊称・接頭辞として広まりました。古代中国では、皇帝の命令や所有物を指す際、必ずこの字が用いられました。
現代中国語では、主に文語的・格式的な表現や固有名詞(例:御膳、御林軍)に残り、日常会話ではほとんど使いません。HSK6レベルの学習者は、古典文学や歴史関連の文章で頻出します。
この字は「yù」と読むのが基本ですが、日本語の音読み『ぎょ/ぎゅう』とは異なり、中国語では濁音や長音がなく、明確な第4声(下降調)で発音されます。誤って「yǔ」(第3声)と読む学習者が多いため注意が必要です。
例文
関連語
混同しやすい文字
0