恕
発音を聞く
書き方
💡 『如(まるで~のように)+心』=「相手の心をまるで自分の心のように思う」→思いやり・許す。日本語の「諒(りょう)」と音が似ていて、「諒解・許容」を連想すると覚えやすい。
関連単語
文字の解説
『論語・衛霊公』に「其恕乎」とあり、孔子が「恕」を仁の実践の要と説いています。後世の朱熹ら宋明理学者もこの概念を重視し、道徳修養の中心としました。
字形は「如(rú)+心」の会意文字:『如』は「同じように・同様に」という意味を持ち、「心」で相手と同じ気持ちになる=思いやり・許容を表します。
「恕」は、相手の立場に立ち、その気持ちや事情を理解したうえで寛容に受け入れるという、深い倫理的態度を表す漢字です。単なる許しではなく、共感に基づく包容力を含みます。
孔子の『論語』では「己所不欲、勿施於人」(自分が望まないことは人に押し付けるな)という教えが「恕」の核心とされ、儒家思想における重要概念です。道徳実践の基本姿勢とされます。
現代中国語ではやや文語的・書面的表現ですが、教育・哲学・文学の文脈で頻出します。口語では「原谅」「宽恕」などが使われることが多く、「恕」単独での使用は比較的フォーマルです。
例文
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