愈
発音を聞く
書き方
💡 『愈』=『心』+『俞』。「心が納得(俞)すれば、体も心も『ますます良くなる』→『愈』は『ますます』。『愈來愈…』のリズム(ゆーらいゆー…)で音と意味を結びつけよう!
関連単語
文字の解説
『愈』は甲骨文・金文には見られず、戦国時代以降の篆書で定着した形で、『俞(yú)』+『心』の会意文字として成立しました。『俞』は『同意・承諾』を意味し、『心』と組み合わさって『心が納得し、病が癒える』という意味から派生しました。
字形は『俞』(上部:人+舟+月/下部『心』)で、『心』部が感情・身体状態の変化を示すことを示唆。現代では主に『愈來愈…』構文で「増幅的比較」を表す副詞用法が主流です。
『愈』は、主に文の冒頭や中間に置かれて「~すればするほど」「ますます」という比較の強調を表す副詞的用法が特徴です。古くは『越』と同源で、『より一層』という意味を担っていました。
この漢字は動詞としても使われ、「治る、回復する」の意味を持ちますが、現代中国語ではこちらの用法はやや文語的・書面的で、医療や文学表現に集中しています。HSK6レベルである理由の一つは、その抽象的・修辞的な使い方にあります。
『愈』は単独で使うことは少なく、『愈…愈…』(~すればするほど…)や『愈發』『愈來愈…』などの固定パターンで機能します。日本語の「ますます~」や「益々~」に近いニュアンスで、丁寧な文体や論説文で頻出します。
例文
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