荡
発音を聞く
書き方
💡 『艹(くさかんむり)』+『汤(タン=お湯)』→「お湯で草を洗う=洗い流す」。日本語の「だん」と読む「弾」「断」などと音読みで区別。動詞として使う時は必ず目的語(洗うもの)が必要。
関連単語
文字の解説
『说文解字』(東漢・許慎、2世紀)では『蕩,涤荡也』と記され、『洗い流す・清める』が本義とされています。『詩経』にも『蕩蕩』(広大・清らかな様子)という重ね言葉で登場し、抽象的用法は古くから存在します。
字形は『艹+湯』の会意文字で、『湯(熱湯/流水)』が草の上を流れる様子=『洗浄・浄化』を象徴しています。象形ではなく、明確な会意構造を持つ漢字です。
「荡」は草冠(艹)に「汤」を組み合わせた形で、もともと『水で洗い流す』という動的な意味を表します。HSK6級の高難度漢字で、日常会話より文語や文学的表現でよく見られます。
この字は単独で『洗う』と訳されることが多いですが、実際には『揺らぐ・打ち消す・掃き出す』など、エネルギーの動きを伴う抽象的ニュアンスが強く、物理的な洗浄より広義の『浄化・除去』を含む場合が多いです。
部首の『艹(くさかんむり)』は植物を示しますが、ここでは古くから『水辺の草生い茂る様子』と関連付けられ、水の流れによる洗浄イメージと結びつきました。そのため、字義と字形の間に文化的な連関があります。
例文
関連語
混同しやすい文字
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