岂
発音を聞く
書き方
💡 『山』の上に『己』→『自分(己)が山の上に立つ?』→「そんなはずない!」と驚く様子を連想。反語の『どうして~など』と結びつけて、「山+己=無理!」と覚えよう。
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文字の解説
『岂』は甲骨文・金文には存在せず、戦国時代以降の篆書で定着した文字で、『山』部と『己』(または『豆』の変形)から成る会意・形声文字とされる。『詩経』『論語』など先秦文献にすでに反語用法で登場し、2000年以上にわたり一貫して修辞的疑問を担っています。
字形は『山』(上部)+『己』(下部)の構成で、『己』は声符としてqǐの音を示す。象形的由来はなく、純粋な形声文字。現代では主に『岂敢』『岂止』などの固定表現で、謙譲・反語・強調の文脈で使用されます。
「岂」は古来より文語的・修辞的な疑問を表す副詞で、現代中国語では主に反語表現(=『どうして~などあり得るか』)に使われます。口語ではほぼ使わず、文章や演説、文学作品で力強い否定のニュアンスを加えます。
この字は単独で『どうして?』と訳されますが、実際には常に後続の述語とセットで機能します。例えば『岂能…』『岂敢…』のように、動詞や助動詞と組み合わさって『~などできるはずがない』という強い反語的意味を生み出します。
HSK6級レベルである理由は、日常会話よりむしろ高水準の読解力(古典的表現・論説文・新聞社説など)を要するためです。語順や助動詞との相性を理解しないと、誤訳につながりやすい難解な字です。
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