蹋
発音を聞く
書き方
💡 『足』(あし)+『沓』(おおぜい・重ねる)=「足で何度も重ねて踏む」→「踏みつける」。日本語の「踏む」の訓読み「ふむ」とピンイン「tà」の「た」行で連想すると定着しやすい。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)には『蹋、践也』とあり、『踏む・踏みつける』の本義が明記されています。唐代以降の詩文や明清小説でも、実際の足の動作や比喩的使用(例:『蹋破鉄鞋』=努力を重ねる)で確認できます。
字形は『足』(足の象形+『沓』(tà、重なる意)の声符)の会意兼形声文字。『沓』は『水+曰』の誤変形ではなく、本来『沢(沼)+日』の古字から派生した音符で、ここでは純粋な読みを示す。
「蹋」は「足」部に属する漢字で、もともと『足で踏みつける』という身体的動作を表します。古典中国語では物理的な踏圧だけでなく、比喩的に『軽蔑・侮辱する』意味でも使われました。
現代中国語ではやや文語的・文学的な表現に多く登場し、日常会話よりは新聞・小説・演説などで見られます。HSK6級に指定されているのは、その抽象的・比喩的用法の理解が求められるためです。
この漢字は「踏」と音・義が近いですが、現代標準中国語では「蹋」は主に複合語(例:糟蹋)として生き残り、「踏」が単独の動詞として一般的です。書き順の最後の「一」(横画)が安定感を象徴するように、足元から始まり大地へと力を伝えるイメージがあります。
例文
関連語
混同しやすい文字
0