亟
発音を聞く
書き方
💡 『亟』は「急(jí)」と似た発音+「二」(何度も)+「又」(手で急かす)で、「何度も急かす=切に~する」。日本語の「亟(すなわち“とどまることなく”)」と覚えると、古典的ニュアンスが伝わりやすい。
関連単語
文字の解説
『亟』は甲骨文・金文には見られず、戦国時代以降の篆書で定着した文字で、『説文解字』では『qiè(qì)』と読み、『屡次、何度も』の意とされ、後に『jí』の音・義が主流になりました。現代中国語ではほぼjíのみ使用されます。
字形は『一・口・二・又』の組み合わせで、『二』が水平線を示し、『又』(手)が反復動作を表すという解釈が有力ですが、厳密な象形的根拠は不明。現在は主に「至急」「切に」といった副詞的修飾語として使われます。
『亟』は古くから「急ぎ切る」「切に望む」という強い感情や緊迫した状況を表す漢字で、文語的・書面語的な色彩が濃いです。現代中国語では日常会話より、公文書や新聞・論文などの形式ばった表現で使われます。
この字にはjí(第2声)とqì(第4声)の二つの読みがあり、意味も微妙に異なります。jíは「急いで」「切に」の副詞的用法が主で、qìは「何度も繰り返して」という意味の動詞的用法(古語)があります。
部首が『二』であることは、上下に重なる構造(『口』+『二』+『又』)を反映していますが、実際には『亟』は会意文字で、「人が二度手を振って急かす」様子を象ったと解釈されることがあります。ただし、確立した象形的由来は史料上明記されていません。
例文
関連語
混同しやすい文字
0