冓
発音を聞く
書き方
💡 「冂(けい)」で囲まれた中に「厶+厶」=「2つのへそ(=奥)が向かい合う」→「宮殿の奥深くの部屋」。似た音の「構(gòu)」と関連付けて、「構える=組み立てる=宮殿の内構え」と覚えよう。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)によれば、冓は『交積材也』——つまり『木材を交差させて組み立てる』という建築行為から派生し、後に『宮殿の奥の間』を指すようになった。実際の出土資料(殷墟甲骨文)では、複数の部屋が接続された建物配置を記すために用いられた。
字形は、上部の『冂』が外壁・屋根を、下部の二つの『厶』が左右の居室を象る会意構造。象形的要素が強く、空間の「接続・向かい合わせ」を視覚化した原始的な表現である。
冓は、古代中国の宮殿内部の奥まった居室を表す漢字で、構造的に「二つの部屋が向かい合ってつながる」様子を象徴します。甲骨文・金文では、左右対称の空間を示す象形的形態が確認されます。
この字は現代中国語では極めて稀な使用頻度であり、主に古文や専門的文献(建築史・礼制研究など)で見られます。HSKや常用漢字リストには含まれず、学術的・歴史的文脈でのみ登場します。
部首の「冂(けい)」は「城壁・囲い」を意味し、冓の全体像は「囲われた内側の空間構造」を強調しています。画数10は、左右対称の構成(冂+厶+厶)によるバランスのとれた筆順で形成されます。
例文
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