锉
発音を聞く
書き方
💡 『钅(金属)+坐(座る=こする動作を連想)』→「金属を座ってこする=ヤスリで削る」。日本語の「挫く(くじく)」と音・意味が似ているので、『挫ける=勢いを削られる』とリンクさせると定着しやすい。
関連単語
文字の解説
『康熙字典』には「锉,鍼也。一曰鍛也」とあり、古くは鍛冶用の工具・作業を指した。現在は主に金属加工やDIY現場で「锉刀(cuòdāo:ヤスリ)」という語で使われる。
字形は左が「钅(金)」で材質・用途を、右が「坐」で音を表す形声文字。象形的要素はなく、甲骨文・金文への直接的由来は確認されていない。
「锉」は金属や木材を削るための工具(ヤスリ)を意味する名詞としても使われますが、動詞として「削る・こする・摩耗させる」という動作を表します。HSKでは未収録ですが、技術・工学・日常修理の文脈で頻出します。
部首の「钅(金)」は金属に関係し、右側の「坐」は発音を示す声符(cuòと読む)です。この構造は典型的な形声文字で、意味と音を組み合わせた漢字の代表例です。
現代中国語では、物理的な削りだけでなく、比喩的に「鋭さを和らげる」「勢いを弱める」といった抽象的用法もあります。例えば『锉其锋芒』(その鋭さを挫く)のように、精神的・戦略的な「抑圧・抑制」を含意します。
例文
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