啻
発音を聞く
書き方
💡 『啻』=『口』+『帝』。「皇帝が口で断定する」→「これ以上でもこれ以下でもない=ただそれだけ」。似た音の「赤(chì)」と混同しないよう、右下の「巾」部分がないことを意識。
関連単語
文字の解説
啻は『説文解字』にも収録されず、古文書(『左伝』『戦国策』など)で「不啻」の形で登場し、「~にすぎない」の意味で用いられてきた。現代中国語では新聞・論文のやや硬い文体で稀に見られる。
字形は「口」+「帝」の会意文字とされるが、確実な象形的由来は不明。部首「口」は語り口や言葉の性質を示唆し、右部「帝」は音符兼意味補助(権威・絶対性)と考えられる。
啻(chì)は、古典的・文語的な副詞で、「ただ~だけ」という限定の意味を表します。現代口語ではほぼ使われず、主に文語文や正式な文章、詩歌などで見られます。
この漢字は単独ではほとんど使用されず、必ず「不啻」「何啻」「岂啻」などの固定表現に組み込まれて使われます。語気を強め、比喩的・誇張的な限定を加える役割があります。
発音はchì(第四声)で、日本語の「チ」に近いが、声調と舌の位置に注意が必要です。HSKでは未収録であり、上級学習者や古典中国語に興味がある学習者向けの漢字です。
例文
関連語
混同しやすい文字
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