嗤
発音を聞く
書き方
💡 『口』+『蚩(ち)』=「口でチッと嗤う」。日本語の「チッ!」という軽蔑の吐息を連想すると、読み(chī)と意味(嘲笑)が同時に定着します。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)には「嗤、笑之甚也」とあり、激しく笑うことを本義として記録されていますが、後世には「不適切な状況で笑う=失礼な笑い」という含意が加わり、現在は「嘲笑」の意味が主流です。古典文献や現代の批評文で頻出します。
字形は「口+蚩」の会意形。「蚩」はもともと『愚かさ・不注意』を表す古字で、ここでは「無思慮な笑い」を暗示。象形的要素はなく、音符兼意符として機能しています。
「嗤」は口(くち)を部首とし、軽蔑や嘲笑を表す動詞で、主に文語的・文学的な表現に使われます。現代口語ではやや古風な響きがあり、新聞や評論、小説などで「冷笑的にからかう」ニュアンスで登場します。
この字は単独で使うことは少なく、ほぼ必ず「嗤笑」「嗤之以鼻」などの熟語形で現れます。発音はchī(第一声)で、日本語の「チー」に近いが、喉を少し開けた明るい母音です。
「嗤」は感情の内面性を強調する漢字で、相手を見下した上で静かに笑う様子を描きます。単なる「笑う」ではなく、「心の底からの軽蔑を伴う笑い」である点が、他の笑い系漢字と明確に区別されます。
例文
関連語
混同しやすい文字
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