噩
発音を聞く
書き方
💡 「口」が4つも並んでいて、「あっと驚く!」ほどにドキッとする様子を連想。『悪夢(ゆめ)』『悪報(ほう)』の「悪」に音読みが似ている(è)と結びつけて覚えましょう。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)には「噩、驚也」とあり、『驚くこと』を本義として記録されています。唐代以降、『噩夢』(悪夢)や『噩耗』(凶報)といった複合語で定着しました。
字形は甲骨文・金文には見られず、篆書期に成立した会意文字と推定されます。四つの「口」が並ぶ構造は、言葉の反復・混乱・叫びを抽象化したものと考えられています。
「噩」は、中国語で「驚くほど不吉・恐ろしい」という強い負の感情を表す漢字です。古来、災い・悪夢・突発的な不幸を連想させる語感を持ち、日常会話より文語的・文学的な文脈で使われます。
この字は「口」部に属し、上部の複雑な構造(「王+二+口×2」)が、口から繰り返し叫ばれる嘆きや警告を象徴すると解釈されます。四つの「口」が重なる形は、混乱・騒然・言葉の行き交いを視覚的に表現しています。
現代中国語では単独で使うことはほとんどなく、主に「噩耗」「噩夢」などの熟語に組み込まれて使われます。HSKでは登場せず、中上級以上の学習者や読解・書き取りに特化した教材で扱われる漢字です。
例文
関連語
混同しやすい文字
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