圞
発音を聞く
書き方
💡 「囗(まる)+欒(らん)=『らん』と読む丸い字」と連想。日本語の「丸」に似た意味だが、実用より「書道・印鑑の世界のレア漢字」と覚えよう。
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文字の解説
『康熙字典』(1716年)に収録され、「圞」は「圓(円)」の異体字として記載されています。実際の歴史的使用例は、明清時代の印章や仏教・道教の儀礼文書に限られ、一般文書ではほぼ確認されません。
字形は「囗(くにがまえ)」+「欒(らん)」の構成で、囲みの「囗」が「閉じた輪」を、内部の「欒」は音符(luán)として機能。象形性は低く、主に音・義両面で「圓」を補完する異体字です。
「圞」は非常に珍しい漢字で、現代中国語ではほとんど使われず、主に古典文献や書道・印章などの芸術的文脈に登場します。標準的な辞書(『現代漢語詞典』『新華字典』)には収録されておらず、日常会話や文章では見かけません。
この字は「円」「丸」と同義で「丸い形」を表すが、意味的には単なる形状描写ではなく、古来の宇宙観や陰陽思想と結びついた象徴的な用法があります。たとえば、『周易』関連の図式や道教の符篆(ふせん)で「完全・調和・循環」を視覚的に表現する際に用いられました。
日本語の「丸」や英語の 'round' と意味が重なりますが、語用論的には形容詞として独立して使うことはなく、必ず複合語または特定の専門的文脈(書道・印学・古文書復元など)で出現します。HSKや常用漢字表には一切含まれていません。
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