埇
発音を聞く
書き方
💡 『土』部+『甬』=『土で盛り上げた通路』。『甬』は「トンネル」「通路」のイメージで、「土の上に通る道」と連想。日本語の「塚(つか)」や「盛り土」に近い感覚で覚えよう。
関連単語
文字の解説
『埇』は『淮南子』や『水経注』などの古籍に『埇橋』(現在の安徽省宿州市埇橋区)という地名で登場し、唐代以降、運河沿いの重要拠点として記録されています。これは実際の地名として2000年以上存続する稀有な例です。
字形は『土』(土地・地面)と『甬』(yǒng、もともと『通り道』を象る音符兼意符)の会意・形声字。『甬』は鐘の柄や通路の形を簡略化した象形的起源を持つとされる。
埇(yǒng)は『土』部に属する10画の漢字で、本来の意味は『盛り上がった道』や『土で盛り上げた通路』です。古代中国では、水害対策や交通整備のために地表面を盛り上げて作られた歩道・道路を指しました。
この字は現代中国語では極めて使用頻度が低く、日常会話や一般文書にはほとんど登場しません。主に地名や古典文献、あるいは専門的な地理・土木用語として限定的に使われます。
HSKレベル未収録であり、漢字検定でも準1級以上で稀に取り上げられる程度です。学習者は意味と字形の関連性(『土』+『甬』)を理解し、実用より文化的・歴史的文脈での認識を重視しましょう。
例文
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