刻
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書き方
💡 「刻」は「一刀で彫る=瞬間を切り取る」イメージ。「15分=1刻」は、昔の水時計(漏刻)で1刻=約14.4分だったことから→「15分」が定着。日本語の「一刻(いっこく)」と発音・意味が共通!
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文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎、2世紀)では『刻、金也』とあり、金属製の彫刻刀で彫る行為を本義として記録されています。隋唐時代以降、1日を100刻に分けた「百刻制」が公式時間単位として用いられ、後に12时辰(24時間)に対応する96刻・108刻へと変化しました。
字形は「亥(hài)+刂(りっとう)」の会意文字で、「亥」は古代の時刻(夜9~11時)を示すとともに、彫刻に必要な鋭さ・決断を連想させ、「刂」は刀による加工を表します。
「刻」はもともと「彫刻する」「刻む」という動詞の意味で使われ、金属や木に痕跡を残す行為を表します。この動作の精密さ・不可逆性から、時間の細かい単位(15分=1刻)へと意味が拡張されました。
現代中国語では、時間単位としての「刻」は主に「quarter past/to」の表現に用いられ、口語よりやや文語的・書面的なニュアンスがあります。時計の針の動きを意識した古来の時間区分が、漢字の意味に深く根付いています。
HSK3レベルの学習者は、時刻表現(例:三刻)や抽象的な「一瞬」「厳密な瞬間」の意味(例:刻不容緩)でも出会うため、動詞・名詞・副詞的用法の柔軟な理解が鍵です。
例文
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