愿
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💡 『原(もと)+心』=『本来の心』→飾らない誠実な願い。日本語の『願う』と音が似ている(「願」は旧字体で同音)ので、簡体字『愿』を『素直な願い』と連想すると覚えやすい。
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文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎、2世紀)では『愿、謹也』と定義され、『慎む・控えめである』という核心的な意味がすでに確立していた。唐代以降、仏教経典の翻訳にも用いられ、『誓願』(vow)の概念とも深く結びついた。
字形は『原(yuán)+心』の会意文字:『原』は『根源・そのまま』を意味し、『心』と組み合わさって『本心からの、飾り気のない思い』を表す。象形的要素はなく、明確な語義構成に基づく簡体字造字である。
「愿」は、心(しん)を部首とする14画の漢字で、HSKレベル3に指定される中級語彙です。本来の意味は「真心から望むこと」「謙虚・誠実な願い」であり、「honest and prudent」はその精神的姿勢を表す適切な訳です。
この字は、単なる「願い」ではなく、自己の内面に根ざした慎ましくも確かな志向性を含みます。古典では「謹んで望む」という謙譲のニュアンスが強く、現代でも「願う」行為に誠実さや自制が求められる文脈で使われます。
簡体字では「愿」が標準ですが、繁体字では「願」(yuàn)と書き、右上の「頁」が「頭・顔」を表す古来の形態的要素です。ただし、簡体字「愿」は「原+心」の構成で、『元のままの心』=純粋無垢な願いという語義的連想が読み取れます。
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