楚
発音を聞く
書き方
💡 『木』の下に『林』+『疋』と覚えよう。「楚」=『木が多い土地=楚国』。日本語の「そ」(楚)と音読み「そ」を結びつけ、『楚(そ)の国=そこの国(古い国)』と連想すると定着しやすい。
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文字の解説
『史記』や『左伝』など先秦・漢代の史料では、「楚」は紀元前11世紀頃から紀元前223年まで存続した独立王国として頻出します。秦による滅亡後も「楚」は項羽が立てた政権(西楚)や劉邦の出身地(沛郡豊邑)との関連で政治的シンボルとして用いられました。
字形は上部の「林」+下部の「疋」で構成され、古代には「荊楚(きょうそ)」と呼ばれ、楚地に自生したトゲのある低木(荆=イバラ類)を象徴すると考えられます。「木」部はその植物的・地理的起源を示しています。
「楚」は春秋戦国時代に存在した中国の諸侯国で、現在の湖北省・湖南省一帯を基盤としていました。楚国は独自の文化・言語・芸術を発展させ、屈原などの著名な文人が輩出しました。
この漢字は「木」部に属し、13画で、HSKレベル3の語彙に位置付けられています。現代中国語では地名や歴史的固有名詞として主に使われ、一般動詞や形容詞としてはほぼ用いられません。
「楚」は単独で「痛み」「はっきりした様子」といった抽象的意味を表すこともありますが、これは古語由来の派生義であり、現代では複合語(例:清楚)でのみ生き残っています。
例文
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