己
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書き方
💡 「己」は「すでに自分」=「すでに(既)+己」で覚えましょう。上の一画が「すでに」の「既」の左半分と似ている点に注目。また、3画で「自分の輪(まる)」をイメージすると書きやすいです。
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文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)によれば、「己」は「身を正す」ことを象徴する象形文字とされ、甲骨文では巻いた紐や身体の輪郭を簡略化した形で表現されていた。戦国時代以降、人称代名詞としての用法が定着。
字形は上から「一」→「冂」→「乙」の筆順で、古代の「巻き布」または「背中を丸めた人」の象形と解釈される。確実な考古学的根拠に基づく字源説として、甲骨文・金文の字形変遷から身体の「輪」=「自己の境界」を示すとされる。
「己」は中国語で「自分自身」を意味する基本的な代名詞的漢字で、古くから儒家思想において「自己修養」の中心概念として使われてきました。文語や成語では頻出し、現代口語でも「自己」と組み合わせて使われます。
この字は単独で「私」「わたくし」と訳される場合もありますが、実際には主語ではなく、多くが「己の…」という所有・修飾構造(例:己見)で用いられます。個人の内面性や主体性を表す抽象的概念です。
HSK3レベルに位置づけられるのは、基礎的な文法構造(如:严以律己)や成語(如:克己奉公)の理解に不可欠なためです。日本語の「自分」よりやや硬質・文語的で、謙譲や倫理的自覚を含むニュアンスがあります。
例文
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