厉
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書き方
💡 『厂(やしき)』の下に『万(ばん)』の簡略形=『厳しく万全を期す』と連想。『厳』と似ているが、『厉』は「厳しい+すごい+危険」の三拍子を持つ多義語だと覚えると◎。
関連単語
文字の解説
『説文解字』(東漢・許慎)では「厉、旱石也」とあり、本来は「砥石(とし、研磨に使う硬い石)」を意味し、そこから「鋭さ・厳しさ・磨き上げられた強さ」の抽象的意味へと発展しました。現代中国語ではほぼ抽象的用法が主流です。
字形は甲骨文・金文には見られず、篆書以降に定着した形で、「厂」+「万(簡略化された『萬』の下部)」の会意構造と解釈されるが、実際には楷書化の過程で形が変化し、現在の5画構成になりました。
「厉」は、主に「厳しく・激しく・鋭く」という意味で使われる漢字で、形容詞や副詞として文の中で強いニュアンスを添えます。HSK4級の語彙に位置付けられ、日常会話から公的文書まで幅広く登場します。
この字は単独ではあまり使われず、多くは複合語(例:严厉、厉害)の形で出現します。語感としては、「厳格さ」だけでなく「迫力・勢い・驚異的な能力」を含意することもあり、文脈によって柔軟な解釈が求められます。
部首の「厂(さんづくり)」は崖や建物の屋根を表す象形起源を持ち、ここでは「威圧感・覆うような厳しさ」のイメージと関連づけられます。画数5で構成がシンプルですが、筆順(横→点→横折→撇→捺)の流れに注意しないと、誤字になりやすい点も特徴です。
例文
関連語
混同しやすい文字
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